10月7日(月)德田学院長、バリ・ウダヤナ大学表敬訪問
德田竜之介学院長がウダヤナ大学学長を表敬訪問しました。
2024.10.7九州動物学院
2024年10月2日(水)午後2時30分に、德田学院長がウダヤナ大学Prof. Ir. Ngakan Putu Gede Suardana 学長を表敬訪問し、大いに歓迎を受けました。
会見では、まず、九州動物学院、ウダヤナ大学がお互いの学校をパンフレットなどで紹介した後、締結したMOUに謳われている「学生職員交流」や「共同調査研究」等を引き続き推進することを確認しました。
具体的には、海外研修で11月15日に訪問が決定している、九州動物学院2年生学生59名とウダヤナ大学獣医学部との学生交流についても交流内容が示され、また狂犬病等人獣共通伝染病対策においてもウダヤナ大学と共同調査研究等を行うこと等が確認されました。
MOU締結時はコロナ禍の中でしたので、対面での締結はできませんでしたが、今回德田学院長は、ウダヤナ大学の学長、獣医学部長、国際交流担当の皆様が一堂に会しての会見となりました。
この訪問は、熊本インドネシア友好協会様(森義臣会長)のご理解とご協力のもと実現いたしました。
記
1 日 時 2024年10月2日(水)14時30分(現地時間)
2 訪問先 ウダヤナ大学学長 Prof. Ir. Ngakan Putu Gede Suardana
3 訪問者 九州動物学院学院長 德田 竜之介
4 内 容 ⑴ 学校の紹介
⑵ MOUの確認と推進
⑶ 11月15日の学生訪問の内容確認
経緯につきましては以下のとおりです。
熊本県では、2016年11月に世界でも有数のリゾートであるバリ州との間でMOUを締結し、文化、経済、教育等の分野で交流を推進。
熊本県との締結の翌日、バリ州パスティカ知事一行は、狂犬病対策の実情を視察するため、竜之介動物医療センター(竜之介動物病院、九州動物学院)を訪問。日本の狂犬病対策をはじめ、動物の健康管理および医療技術に感銘される。パスティカ知事は、翌年1月に德田竜之介院長をバリ州に招聘。德田院長は狂犬病対策について視察、ウダヤナ大学や地元獣医師会との協議、講演会等活動を行い帰国。同年2月にはバリ州獣医師会会長等が竜之介動物医療センターを訪れ、狂犬病対策、TNR(野良猫不妊キャンペーン)等を視察。
同年九州動物学院は海外研修においてバリ島を訪問しウダヤナ大学と交流予定であったが、アグン山の噴火があり訪問を断念。
その後も、熊本県、熊本市、熊本インドネシア友好協会、JICA熊本、崇城大学等並びに現地のウダヤナ大学、財界、動物保護団体と連携をとりながら狂犬病対策について協議を行ってきた。ウダヤナ大学獣医学部は九州動物学院からの狂犬病対策の提案に大いに関心を寄せており、2021年11月にウダヤナ大学からMOU締結を行ったのち狂犬病対策、学生教職員交流を行ったらどうかとの提案をいただいた。コロナ禍のため文書の郵送によりMOU締結。
獣医学部を要するウダヤナ大学と熊本市で唯一の動物専門学校が、交流を深めることは、狂犬病撲滅をキーワードに、国際貢献、獣医療の充実という観点からも大いに意義深いもの思料。
(ウダヤナ大学について)
ウダヤナ大学はバリ州ブキットジンバランとデンパサールにある獣医学部、法学部、工学部等13学部を有するインドネシア国内の有数の国立の総合大学である。設立1962年。
学生数28,353名、教職員スタッフ数3,222名、留学生数2,371名
(九州動物学院)
九州動物学院は熊本市本荘に2004年に設立。動物の保健、医療、福祉分野に貢献できる人材を育成することを基本理念として掲げている。2年制の動物看護学科、動物管理学科の2学科からなる。2022年4月から動物看護学科を3年制とし、国家資格「愛玩動物看護師」の受験資格を得られる養成所として県から認定される。学生数163名(2024.5.1)教職員数15名。