仕事に対する心掛けと自覚、学ぶことを習慣しよう

遅刻、欠席をする人がいますが、仕事のできる人はこのような事をしません。なぜなら心構えが違うからです。遅刻、欠席をすれば会社に迷惑がかかります。ですから遅刻、欠席をしないよう学生のうちから習慣づけるよう心掛けてください。

 

人 間とは習慣に安心する生き物です。遅刻、欠席は癖みたいなものですから、これから意識づけをしてこの癖をなおすようにしてください。心掛けや、仕事に対す る自覚を持った人は伸びます。例えば同じスタートをきった新人獣医師、新人動物看護師がいたとして、はるかに新人獣医師の方が仕事をできるようになりま す。これは頭がいいという理由からではありません。動物を治療するという自覚が強いからです。この逆で動物看護師の中にも仕事ができる人がいます。これも また心掛けと自覚があるからです。

 

実 際の例として竜之介病院で8年間共に仕事をした眞邉先生があげられます。眞邉先生は、入った当時は新人看護師と同じように仕事を始めました。ですがどんど ん伸びていったのは先生の方でした。先生は無遅刻、無欠席で犬舎の掃除も自身でする方でした。これは吸収しようとする気持ちが違うから行える行為であり、 日々の習慣化を心掛けていたからです。ライセンスを持っているか持っていないかなど関係ないものです。先生は心構えや自覚を持っていたのです。また、犬舎 の犬の体調の変化に気付く獣医師や看護師はいつもきまっています。これは毎日、犬舎の掃除や世話をしているから変化に気付けるのです。

 

九 州動物学院のみなさんも学院の動物たちを世話していて変化に気付き、竜之介病院に連れてくることがありますね、気付くことはよいことです。ですが、さらに 伸びるためにもこの時ただ連れてくるのではなく、なぜこのわんちゃんは体調が悪くなったのだろうと考えるようにしてください。ストレスによるものか、もし くは食べ過ぎによるものかなどを考え、学ぶ姿勢を心掛けると、吸収の仕方が変わってきます。

 

みなさんには自立して頼れる看護師になってほしいので、動物に接する自覚と心掛け、そして考え学ぼうとする姿勢で今年一年間毎日を過ごして欲しいものです。

 

人は一年で大きく変化することができます。とりあえず自分を磨いて感性を研ぎ澄ますことから始めてください。今から就職に向けて頑張れば、一年後就職する際には随分成長できているはずです。

 

今回みなさんに伝えたかったことは心掛けと自覚を持ち、学ぶ姿勢を習慣化する事を大切にしてほしいということです。そうすれば一年後にはひと回り成長することができます。みなさんこれから頑張って下さい。