社会奉仕活動

人と動物に思いやりの心を育む活動。

動物に関するさまざまな取り組みにボランティアとして参加し、積極的に活動しています。この社会への取り組みを通じて、動物と人とのつながりを心と体で感じ取っています。
また、高齢の方々とのコミュニケーションを頻繁にとることで、コミュニケーション能力を高めることができるだけでなく、思いやりの気持ちも育むことができます。竜之介動物医療センターには、ボランティア活動を目的とした「Box竜之介」という組織があります。動物たちの命を守り、よりよい人間との共生を創り上げるためには社会に広く働きかける必要があります。いろんな分野の動物を愛する仲間を集めて、それぞれの得意分野で力を発揮して頂く。人と人が手を携えて協力し合うことにより相乗効果でより良い結果を導き出す。その為に「Box竜之介」が組織されました。

動物介在活動

人と動物のストレスに配慮した、約30分間のふれあい活動で、ただ単に動物に触れてもらうだけでなく、動物を間にして会話を交わしたり、時には動物に触れて頂くために入所者の方に体を動かしてもらうこともあります。動物と触れ合ううちに、次第にやさしい表情になり、昔のお話をはじめられるお年寄りもおられます。認知症の方が、1カ月に1回しかこないセラピーアニマルの名前は憶えておられたり、日頃は笑わない方が動物を触っておられる時は最高の笑顔で話をされたり。。。たくさんの奇跡を生み出している活動です。

動物介在教育

日頃、動物に触れる機会が少ない子どもたちに、①生きているということはどういう事なのか。②犬や猫の身体の特徴。③犬や猫と仲良くなるための方法。この3つを理解してもらうことを目標にしています。最後には実際に動物たちとふれ合ってもらい、動物についてのたくさんの質問を受けています。

野良猫の無料不妊手術キャンペーン(TNR活動)

TNRとは、「トラップ(捕まえる)ニューター(不妊手術)リターン(もとの場所に返す」を意味し、地域のボランティアさんが猫を捕獲し、竜之介動物病院で全国から集まったボランティアの獣医師さんが不妊手術をした後、捕獲場所に戻すという活動です。野良猫の個体数の増加防止、飼い主が見つからない猫に対する殺処分ゼロを目指すことが目的です。

災害動物支援活動

平成28年4月、熊本地震が発生しました。発生直後より竜之介動物医療センターではペットを連れた避難者を受け入れ、1時は300人を超える人たちの避難所として活動しました。竜之介動物病院では病院を改築するにあたり、東日本大震災の被災地を視察しました。その時の経験からペット同伴で避難できる場所の確保が急務と考え、建物面積を広くし、1週間分の食糧や18トンの水を備蓄するとともに、自家発電やアマチュア無線アンテナも備えた学校法人昭德学園九州動物学院併設の竜之介動物医療センターとして2013年9月にオープンしたのです。実際に、熊本地震の折には、全国からの動物系の物資の集約基地になり、竜之介医療センターに届いた動物系物資を各避難所に配送しました。その仕分け、保管、配送に九州動物学院の学生が大活躍しました。

ドリームナイト アット・ザ・ズー

慢性病や難病と向き合う子どもや障がいのある子どもたちとその家族を閉園後の動物園に招待し、気兼ねなく楽しいひと時を過ごしてもらうことを目的とした活動です。1996年にオランダのロッテルダム動物園ががんを患っている子どもたちとその家族を招待したことから始まりました。熊本市動植物園でも年2回開催されており、九州動物学院の学生もボランティアとして参加して、場内案内、フェイスペイント、着ぐるみ着用などで活躍しています。熊本地震後は熊本市動植物園が部分開園のため、休止となっておりましたが、令和元年6月より復活しました。

ハロウィンイベント アット・ザ・ズー

熊本市動植物園で毎年10月に行われるハロウィンイベントのボランティアとして学生有志が参加しています。おのおのが気に入った仮装をして、来場者の方々に飴を配ったり、一緒に記念撮影に応じています。

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